退職代行の流れ——相談から退職完了まで7ステップ
2026-08-06 執筆
退職代行を使ってみたいけれど、「実際どう進むのか分からなくて不安」という方は多いはずです。この記事では、相談から退職完了までの一般的な流れを7つのステップに分けて解説します。全体像がつかめれば、不安はぐっと小さくなります。
全体の流れ——7ステップの概要
多くの退職代行サービスは、おおむね次の流れで進みます。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 無料相談 | LINEやメールで問い合わせ |
| 2. 料金・対応範囲の確認 | 金額と「どこまでやってくれるか」を確認 |
| 3. 契約・支払い | 申し込みと料金の支払い |
| 4. 打ち合わせ | 退職希望日・有給の希望などを伝える |
| 5. 業者が会社へ連絡 | 本人に代わって退職の意思を伝達 |
| 6. 返却・受領 | 出社せず貸与物を郵送で返却、書類を受領 |
| 7. 退職完了 | 離職票などを受け取って完了 |
ステップ1〜3: 相談から契約まで
最初の入り口は無料相談です。多くの業者がLINEやメールで受け付けており、匿名で概要を聞ける場合もあります。この段階で必ず確認したいのが「料金」と「対応範囲」です。総額はいくらか、追加料金はないか、有給消化などの交渉に対応できる運営主体か(民間企業は交渉不可、労働組合・弁護士は交渉可能)を確かめましょう。納得できたら契約し、料金を支払います。支払い確認後に動き出す業者が一般的です。
ステップ4〜5: 打ち合わせと会社への連絡
契約後、業者と打ち合わせをします。伝える内容は、退職希望日、有給休暇の残りと消化の希望、会社に伝えてほしいこと・伝えてほしくないこと、などです。ここで決めた内容をもとに、業者が会社へ電話などで連絡し、本人に代わって退職の意思を伝えます。連絡当日から、本人は会社と直接やり取りせずに済むのが退職代行の大きな利点です。
ステップ6〜7: 返却と書類の受領、そして退職完了
会社への連絡後は、原則として出社の必要はありません。社員証・制服・パソコン・保険証などの貸与物は郵送で返却し、退職届も郵送で提出するのが一般的です。会社からは、離職票・源泉徴収票・雇用保険被保険者証などの書類が郵送で届きます。これらを受け取れば、退職手続きは完了です。離職票は失業給付の手続きに必要なので、届かない場合は業者経由で確認を依頼しましょう。
事前に準備しておくもの
スムーズに進めるため、相談前に次の点を整理しておくのがおすすめです。
・自分の雇用形態(正社員・契約社員・アルバイトなど)と入社日
・有給休暇が何日残っているか(おおよそでOK)
・会社から借りているもののリスト(保険証・社員証・制服・パソコン・鍵など)
・会社に置いてある私物の有無
雇用形態や入社日によって退職のルールが変わる場合があるため、最初の相談時に聞かれることが多い項目です。
「即日対応」の意味と、会社から連絡が来る場合
広告でよく見る「即日対応」とは、「依頼したその日のうちに会社へ連絡してくれる」という意味です。「依頼した当日に退職が成立する」という意味ではない点に注意してください。退職日がいつになるかは、有給の残日数や会社とのやり取り、法律上のルールによって変わります。
また、退職代行を使っても、会社から本人の携帯に電話やメッセージが来る可能性はゼロではありません。会社からの連絡を業者が取り次いでくれるか、その場合の対応方法はどうするかは業者によって異なるため、契約前に確認しておくと安心です。